2019年7月12ー13日、バンコク都心のシンハコンプレックスショッピングモールで、新旧の日本の美を紹介するイベントが開催され、会場には日本好きなタイ人女性客のみならず、テナントの女性従業員らも興味深く見入っていた。
天女祭りと題して開催されたこのイベントは、大阪府高石市の化粧品メーカー株式会社天女Styleが、日本の物産を紹介するアンテナショップ1887で自社製品を初めてタイで紹介する目的で行ったもの。会場では、天女の姿に扮した同社代表の松本聖子氏らが、興味津々のタイ人女性たちに説明して回っていた。
天女Styleの化粧品、美容用品が日本で最先端の美であるなら、その対局として古来からの伝統的な美として披露されたのが、2016年有馬記念の題字を書くなどの実績もある著名な書道家永山 玳潤氏によるパフォーマンス。BGMが終わると同時に書き終えるという鮮やかな筆さばきに、集まった観衆も大きな拍手をおくっていた。
また、同イベントが開催されたシンハコンプレックスの親会社でもあるシンハブンロート社の役員も訪れ、永山氏の作品を掲げたいと依頼。早速書かれた作品は、近日中にホール内に掲示される予定だという。今回紹介された天女Styleの製品は1887で販売されている。また、永山 玳潤氏の作品は店頭にも置かれ、希望者に販売する予定。
翌14日に一行は、スクンビット通り69のライブスペースLive cube(沖縄料理屋金城4階)で行われたチャリティーコンサートにも参加。タイ東北部伝統音楽モーラムの調べに乗せて、永山 玳潤氏が書のパフォーマンスを披露するという世界でも初と言えるコラボが行われた。書かれた作品は、チャリティーとしてNGO法人Pippala Scholarshipを通じ子ども達のために寄贈された。
天女Style社代表松本聖子氏は「初めてタイの皆様に弊社の商品を紹介する機会として、あっという間でしたが非常に有意義で充実した滞在でした。大きな手応えも感じましたので、すぐに今後のタイでの展開について取り組んでいきたいと思います」と、イベントを通してしっかりと今後の展望を掴んだ様子だった。
【出典元 グローバルニュースアジア】
【取材/写真:そむちゃい吉田】